知った時からビジネスに役に立つ知識を頭のノートにインプット! Biz Note

VPN接続とは?初心者にも簡単にわかりやすく解説

Last Update:2021.12.1

VPN接続とは?初心者にも簡単にわかりやすく解説

社外から社内ネットワークに接続ができ、セキュリティ対策の観点からも注目されているVPN接続。VPN接続はテレワークの普及とともに、データの改ざんや情報漏えいリスクを防ぐセキュリティ対策としても注目されています。

本記事ではVPN接続の仕組み、種類ごとの違いについてわかりやすく解説していきます。VPN接続を導入することで得られるメリット、デメリットについても簡単にご紹介しているので、導入の際の参考にしてください。

VPN接続とは

 VPN接続とは

VPN接続とは「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の頭文字を取った略語です。仮想の専用線をネットワーク上に構築する技術の一つで、高いセキュリティが保たれることからビジネスシーンでの利用が増加しています。

ここでVPN接続の仕組みや種類、利用する目的についてご紹介します。

VPN接続でセキュリティが強化される

VPN接続は特定ユーザーのみが利用できる仮想ネットワークを構築し、通信内容を暗号化する仕組みです。トンネリングという技術を用いて、データの送信者と受信者の間に暗号化された通路が確立されるため、データを盗み見られる心配がありません。

また、VPN接続は全国各地や海外などの距離に関係なく、パソコンやモバイル端末からも社内ネットワークにアクセスすることが可能です。これにより、テレワークなど場所や時間にとらわれない働き方ができるようになりました。後述する専用線とは異なり、拠点間同士のセキュアな通信も可能なため、拠点が多い企業にとって高いセキュリティ効果が得られます。

種類毎に特徴が異なるVPN接続

VPN接続には次の4つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。どのような特徴があるか、簡単にご紹介します。

  • インターネットVPN
  • エントリーVPN
  • IP-VPN
  • 広域イーサネット

インターネットVPN

インターネットVPNは、一般的なインターネット回線を活用した、導入が手軽なVPNです。拠点間にVPNルーターを設置後、既存のインターネット回線を暗号化するだけで導入できるため、手間やコストは最小限に抑えられます。通信速度や品質は契約するインターネット回線に依存するため、光回線など通信の安定性が高いインターネット回線が必要です。

エントリーVPN

エントリーVPNは、比較的安価なブロードバンド回線を利用し、専用の閉域IP網を用いるVPNです。一般的なインターネット回線を利用していないため、低コストでありながらも高いセキュリティを誇ります。しかし、通信帯域の保証がないため、利用する時間帯・ユーザー数などにより、通信環境が不安定になりやすくなります。

IP-VPN

IP-VPNは、通信事業者が保有している専用線の閉域IP網を利用し、ネットワークを構築する方法です。閉じた回線とも言われるIP-VPNは、帯域保証のある専用線が利用できるので通信環境は比較的安定しています。導入コストは高くなりますが、保守や運用はすべて通信事業者が行うため、企業の負担が少ないメリットがあります。

広域イーサネット

広域イーサネットは、IP-VPNと同様に通信事業者が保有している専用線を利用する接続方法です。広域イーサネットは、IP-VPNよりも自由度が高く、企業側で好きにネットワーク環境を整えられます。ただし、IP-VPNとは違い、保守や運用は利用企業が行う必要があるため、ネットワーク設計に関する専門知識が求められます。

VPN接続を利用する目的

多くの企業がVPN接続を利用する主な目的は次の3つです。

  • セキュリティの高い通信を利用するため
  • テレワークなど社外から社内ネットワークへ安全にアクセスするため
  • 離れた拠点とデータのやりとりを行うため

  • VPN接続では通信内容を第三者に盗み見られる心配がなく、オンライン決済など行う場合も安全に利用可能です。社外から社内ネットワークにアクセスする際も、データの改ざんなどを阻止できるため、安全にアクセスできます。

VPN接続でできること

 VPN接続でできること

VPN接続は専用線とは異なり、全国各地の拠点間と接続が可能です。他にもVPN接続ならではのメリットもあります。

ここからは、VPN接続と専用線の違いやメリット・デメリットについてご紹介します。

VPN接続と専用線の違い

VPN接続と専用線それぞれの特徴を整理すると、以下の表のようになります。

VPN接続 専用線
コスト 既存回線を利用するため、比較的低コストに収まりやすい 接続距離によって金額が異なり、コストが高額になりやすい
柔軟性・拡張性 既存回線を利用することで、ある程度自由に変更が可能 物理的な線を利用しているため、拡張は困難
通信環境 利用人数によっては、不安定になることもある 専用回線のため、安定している
セキュリティ VPNの種類によって異なるが、専用線と同等のセキュリティは保障できない 物理的に隔離された通信環境が利用できるため、高いセキュリティが保たれる。
複数拠点での利用 すべての拠点同士で通信可能 本社と拠点を1対1で接続
専用線は、本社と支社を直接接続する専用回線を構築するため、高いセキュリティと安定した通信環境が確立されますが、導入・運用コストの高さや拠点同士での通信ができないデメリットもあります。

一方、VPN接続の場合、既存回線を利用するため導入コストも低く、拡張性も高いので自由な設定に変更できます。また、複数拠点同士で通信をすることも可能で、専用線には劣るものの暗号化されたセキュアな通信が利用可能です。

VPN接続のメリット

専用線との違いを確認したところで、以下、VPN接続のメリットについて解説します。

低コストで拠点間通信環境を実現できる

VPN接続のメリットとして、低コストで拠点間通信環境を導入できる点があります。専用線で拠点間通信を行う場合、拠点ごとに専用線を設置する必要がありますが、VPN接続であればVPN対応ルーターの設置だけで導入できます。VPN接続は距離によってコストが増えることもないため、低コストで手軽に拠点間通信を利用できる技術と言えるでしょう。

通信が暗号化されて安全に社内ネットワークにアクセスできる

VPN接続の一番のメリットは、セキュリティの高い通信が利用できる点です。通信内容が暗号化されるため、社外からでも安全に社内ネットワークにアクセスできます。近年急激に普及したテレワークやノマドワークといった働き方を実現させるためにも、企業にとってVPN接続は欠かせないと言えます。

モバイル端末でも社内ネットワークにアクセスできる

VPN接続はパソコンだけでなく、モバイル端末でも社内ネットワークにアクセス可能です。休日や出先でトラブルが起こった場合でも、モバイル端末から社内ネットワークにアクセスして対処することができます。また、テレワーク用のパソコンが用意できるまで、VPN接続を利用してタブレットなどのモバイル端末で業務を行うことも可能です。

VPN接続のデメリット

VPN接続にもデメリットは存在します。デメリットについては、後から課題となることも多いため、導入する前にしっかりと確認しておく必要があります。

通信速度が遅くなる可能性がある

安全な通信環境が利用できるVPN接続ですが、デメリットとして通信速度が遅くなる可能性があります。仮想ネットワークを構築するVPNは、公衆のインターネット回線を使用しているため、利用する時間帯や混雑状況によって通信速度が低下する可能性があります。一般的なインターネット回線は、ベストエフォート型のため最大通信速度が常に出るわけではありませんが、通信速度は契約している回線によって異なるため、VPN導入前に通信速度の安定性が高いインターネット回線かどうか確認しておくことをおすすめします。

情報漏えいのリスクがゼロになるわけではない

セキュリティ性の高い通信が利用できるVPN接続ですが、情報漏えいのリスクが0になるわけではありません。接続するVPNの種類、利用する機器の脆弱性など、注意しなければならないことは様々あります。安全に利用できるといっても、機器のアップデートや利用する従業員のセキュリティ意識向上は必須です。特に誤った設定をしてしまうと、情報流出に繋がりかねないため、VPNを取り入れたから安心と思い込まないようにしましょう。

VPN製品によっては高コストになる

専用線よりも低コストで導入できるVPN接続ですが、契約する回線、利用する機器によってはコストが高くなる可能性があります。便利な機能が搭載されている製品は多くありますが、その分コストも高額になりがちです。便利な機能であっても利用しなければ無駄なコストとなってしまうため、自社に必要な機能を事前に把握しておくことが重要です。

まとめ

テレワークの普及により、VPN接続を導入する企業も増加傾向にあります。悪意あるユーザーからデータを保護するためのセキュリティ対策としてVPN接続は大変有効な手段です。

テレワークを新しく導入する場合や拠点を増やす際には、メリットやデメリットを踏まえた上でVPN接続の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

様々なメリットがあるVPN接続ですが、より快適に安定した通信を行うために光回線の利用がおすすめです。光回線を利用する際に法人として契約すると、利用料金を経費にできたり、固定IPアドレスが利用できたり多くのメリットがあります。

個人契約との違いや詳しいメリット・デメリットについては、こちらの記事でご紹介しています。光回線の導入を検討される際に参考にしてみてください。

関連記事:光回線を法人契約する方法|メリットとデメリットを解説

ページトップへ

@nifty法人会員センター

法人のお客様専用の窓口にてご相談を承ります。ぜひお気軽にご相談ください。

受付時間 平日10:00~12:00 / 13:00~17:00

  • ナビダイヤル通話料金
  • 固定電話から:8.5円(税抜) / 3分 ・ 携帯電話から:10円(税抜) / 20秒
  • IP電話、国際電話、携帯電話定額制プランからのご利用の方は 03-6625-3250 へおかけください。
クリックすると音声ガイダンスの番号が確認いただけます。
ご要件にあった番号をお選びください。

料金表示について

  • 上記はすべて税抜表示料金です。別途消費税がかかります(非課税、不課税を除く)。また、ご請求額に1 円未満の端数が生じた場合、その端数を切り捨ててご請求させていただきます。詳しくは弊社商品の価格表示についてをご覧ください。

回線速度について

  • ページ内に記載されている回線速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯等によっては、思うように速度が出ない場合、接続が不安定になる場合があります。
管理者ツールログイン